東日本大震災以降の復旧作業の状況

1月 14, 2012

東日本大震災以降、数か月にわたる復旧作業の後、我々は予定通り2011年12月24日から陽子ビームを加速器から取り出すことに成功し、電磁石やモニター類などビームライン構成要素の正常動作及び、ニュートリノ生成の再現性を確認しました。

しかし、12月22日の最終運転試験の途中、ホーン電磁石用電源のIGBTと呼ばれるスイッチングデバイスが故障しました。

したがって、12月のビーム運転はホーン電磁石を稼働させずに行われました。

我々は、電源を復旧させ、ホーン電磁石を稼働させた完全な状態での実験を3月から開始することを目指して、作業を続けています。

1月は、高出力運転のためのビーム調整と、前置検出器を用いた様々な系統的調査を行うために、ホーン電磁石を稼働させずにビームを取り出す予定です。