3月 25, 2015
ミューニュートリノから電子ニュートリノへの振動現象を発見した功績に対して、小林隆氏が読売ゴールド・メダルを受賞されました。小林氏は高エネルギー加速器研究機構(KEK)教授で、大強度陽子加速器施設(J-PARC)素粒子原子核ディビジョン長を務めています。
2013年7月、T2K実験グループはミューニュートリノから電子ニュートリノへの振動現象の発見を発表しました。T2K実験では、茨城県東海村でミューニュートリノを生成し、295km離れた後置検出器スーパーカミオカンデに送られます。この発表は、スーパーカミオカンデにおいて28個の電子ニュートリノ事象が観測されたことを受けて行われました。
読売ゴールド・メダルは1995年から毎年表彰が行われています。この賞は科学研究および技術革新に目覚ましい貢献を行った研究者3名に毎年贈られています。贈賞式は2015年4月16日、東京千代田区の読売新聞本社で行われます。
受賞、おめでとうございます。